身長コラム

子供の身長を伸ばすサプリメントは安全?効果あるの?サプリの選び方を解説

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子供の身長を伸ばすサプリメントは安全?効果あるの?サプリの選び方を解説

子供の成長が気になり”背を伸ばすサプリメント”に興味があるものの、

・子供にサプリメントはまだ早いのでは?
・成分や原料は安全なの?
・背を伸ばす効果はあるの?

といったことが不安ですよね。

そこで、子供の身長を伸ばす安全なサプリメントの選び方や身長を伸ばすために有効的な栄養素、サプリメントを始める前に見直したい生活習慣を解説します。

子供の身長を伸ばすサプリメントの選び方「6つの安全ポイント」

子供の身長を伸ばすサプリメントの選び方「6つの安全ポイント」

医薬品や薬と違い、サプリメントの製造と販売はとても敷居が低くたくさんの種類が販売されるようになりました。そのため、何が安全かを自分自身で見極める必要があります。子供のサプリメントを選ぶときに注意すべき6つのポイントを解説します。

(1)原材料や成分の由来が明確である

原材料や成分の由来が明確である

販売されているサプリメントの中には、配合している原材料や成分の原料を明確にせず、安全性が確保されていない粗悪な商品も存在します。原材料や成分などの栽培地や原料、製造地、製造工程などが明確に表示できるものなのか、また表示されているかどうかで信頼性が高まります。

「天然由来」は必ずしも安全とは限らない

”天然由来の〇〇を使用”といった表記をしているサプリメントが増えていますが、「天然=安全」とは必ずしも言いきれません。そこで、「この商品は安全ですよ」と伝えるために第三者の検査機関より認定を受けていることもあるので、選ぶ指標にするのも良いでしょう。

また、合成保存料や合成着色料、合成甘味料などは決して悪い成分とは言い切れませんが、敏感な子供には摂取を控えたいものです。これらが配合されているかどうかも判断の1つになります。

そのほかにも、アレルギー表記や放射能試験の表記などがあれば、なお安全性が高いと言えます。

(2)成分の配合量がわかる

成分の配合量がわかる

どのような成分が入っているかはもちろんのこと、その成分の配合量が表示されているか確認しましょう。

表示例として、

・〇mgといった具体的な単位がついている
・1日の摂取量の〇%、〇割、〇分の〇といった目安で書かれている

などが挙げられます。

栄養の過剰摂取になっていないか?

子供と大人では栄養の摂取目安量が異なり、子供でも年齢によって違います。摂取目安の他、上限量が設けられている栄養素もあり、摂取目安を超える量をとると副作用のリスクが高まりますし、上限が設けられていな場合も過剰な摂取により体に影響を及ぼすケースがあります。

背が伸びるサプリメントによく含まれている栄養素による過剰摂取のリスクの一例です。

栄養成分 過剰摂取によるリスク
タンパク質 内臓の機能低下、腸内環境の乱れ、カロリーオーバーなど
カルシウム(ミネラル) 高カルシウム血症、軟組織の石灰化、鉄・亜鉛などの吸収低下など
ビタミンA 食欲不振、嘔吐、脱毛、発疹など
ビタミンD 食欲不振、頭痛、腎臓や血管などにカルシウム沈着など
ビタミンK 下痢、悪心、嘔吐など

各栄養素の摂取目安は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」で確認できるので、普段の食事とのバランスを考えてサプリメントを選びましょう。

(3)安すぎず高すぎず適正な価格である

安すぎず高すぎず適正な価格である

成分表示を見て同じような栄養素が並んでいると安い方を選ぶ人は多いかと思いますが、適正価格かどうかで判断した方が良いでしょう。あまりにも安すぎる場合は使用している原料や製造工程に何らかの問題がある可能性が考えられますし、高すぎると継続することが難しくなります。

適正価格かどうかは、同じような商品をいくつか比較してみると良いでしょう。

(4)子供に与えるべきではない成分が入っていないか

子供に与えるべきではない成分が入っていないか

大人にとって有効的な成分でも、子供にとっては刺激が強すぎるものや影響が大きく出てしまう成分があります。そのような成分が子供向けのサプリメントに配合されることは少ないですが、念のために成分表示を確認してください。

子供が控えるべき成分

ハーブ、ハーブ製品
ハーブやハーブ製品を含むサプリメントは、子供が服用している薬などに反応して副作用を起こす可能性があります。主に睡眠を促すような天然成分として配合されることが多いので、薬などを服用している場合は重篤な事態になる前に担当医や薬剤師に相談してから飲むようにしましょう。

セントジョーンズワート(セイヨウオトギソウ)
セントジョーンズワートは様々な薬との相互作用が確認されている植物です。心の安定を維持するセロトニンの分泌をサポートする効果があるため、抗うつ剤やリラックス効果のあるサプリメントなどに含まれることがあります。

メラトニン
睡眠導入などのサポートをする成分ですが、糖尿病やホルモンの障害、高血圧、うつなどの疾患がある子供には使ってはいけません。また、幼児に与えるとホルモンレベルに影響する可能性が高いため、特定の疾患がない子供にも極力控えたい成分です。

プロバイオティクス
プロバイオティクスとは腸内環境を良くする働きのある微生物で、ヨーグルトや乳酸菌飲料、整腸作用のある医薬品やサプリメントに含まれます。一般的に、これらの食品をとることで悪影響はないと言われていますが、安全性を確立するという検証結果がなく、専門家の間では「まだ安全だと言い切れない」と指摘しているとのことです。

マルチビタミン
米国小児科学会の報告によると、複数のビタミンが含まれるマルチビタミンのサプリメントをとった子供はビタミンAやビタミンC、鉄、亜鉛、銅、葉酸を過剰摂取していることがわかりました。どのビタミンも過剰に摂ることで弊害が起こる可能性が高いと言われていますが、なかでもビタミンAは脂溶性ビタミンで過剰摂取すると排出されず体内に蓄積されるため注意が必要です。

ウコン
コンビニなどでも手軽に手に入るウコンですが、下痢や肝機能障害が複数名から報告されており、子供だけでなく大人も注意した方が良いといわれています。子供向けのサプリに含まれることはまずないですが、冷蔵庫に入れておいたウコン飲料を子供があやまって飲まないよう気を付ける必要があります。

(5)信頼できるメーカー(製造元)か

信頼できるメーカー(製造元)か

サプリメントは、厚生労働省に届け出をせずとも栄養機能食品として販売することができるため、個人でも製造・販売が可能です(12種類のビタミンと5種類のミネラルのいずれかが一定量含まれていることが条件)。つまり、購入側は信頼できる製造者・販売者であるかどうかの見極めの眼を持った方が良いでしょう。

信頼できるメーカーとして、次のような項目が挙げられます。

流通の多いメーカーである
スーパーやドラッグストアに流通をもっている大手のメーカーは、販売個数が多いため改良するスピードも早く、歴史のある商品は長年問題なく飲まれているという安心感があります。大手のメーカーから販売されている商品は妥当な価格だと考えられるため、類似した製品と比較するときの基準にもなります。

専門店・専門性の高いメーカーである
例えば、ハチミツを専門に取り扱う会社から出るハチミツ由来のサプリメントといった具合に、その道のプロフェッショナルが集まった会社から販売されるサプリメントは安全性が高いと考えられます。そういった会社は商品開発のためにどのような研究を行っているか?といった詳しいことが書かれていることが多いので、安心材料の1つにもなります。

問い合わせ先がある
初めて聞くようなメーカーの場合、一度質問をしてみるのも安心できる会社かどうかの判断になります。多くのサプリメントは量販店などの流通を持たずインターネット通販のみの場合が多いので、カスタマー対応の丁寧さ・親切さは安心につながります。

(6)飲みやすい形状か

子供が飲みやすいのは

・牛乳や水に溶かしてジュース感覚で飲むタイプ
・ラムネやグミ、飴のように噛んだり舐めたりするタイプ

などの、おやつやジュースのようなタイプです。錠剤や粉タイプのサプリメントは薬をイメージして嫌がる原因となります。

栄養を補助するサプリメントは継続することに意味があるため、お子さんと親御さんがストレスなく楽しく続けられるかどうかも選ぶ時のポイントです。

身長を伸ばすために必要な栄養成分とその効果は?

身長を伸ばすために必要な栄養成分とその効果は?

子供の背を伸ばすサプリメントを選ぶ時にもっとも重要なのが含まれている成分です。子供向けサプリに含まれることの多い、背を伸ばすために必要な栄養素とその効果についてご紹介します。

五大栄養素は基本

五大栄養素とは

・タンパク質
・炭水化物(食物繊維、糖質)
・脂質
・ビタミン
・ミネラル

のことを指します。

これらの栄養素は私たちが生きていく上で欠かせない栄養素で、体を作る元であり、生命活動を維持するエネルギー源となります。背を伸ばすためにはこれらの栄養素をバランス良く食事に取り入れることを基本とし、背を伸ばすめに重要な栄養素を不足しないよう気をつけます。

骨の材料となる栄養素

骨の材料となる栄養素

骨の構造は建物に例えるとわかりやすく、建物の基礎となる鉄筋がミネラルのカルシウム、壁など建物を頑丈にするためのコンクリートがタンパク質のコラーゲンです。さらに、カルシウムの吸収率を上げるためにビタミンD群は欠かせません。

カルシウム

カルシウムは体内に入るとそのほとんどが骨と歯の基礎となります。不足すると骨粗鬆症・肥満・高血圧・糖尿病・アルツハイマーなどにかかるリスクが高まり、成長途中の子供にとっては特に重要な栄養素です。

1日の摂取目安量

年齢 男性(mg) 女性(mg)
1-2 450 400
3-5 600 550
6-7 600 550
8-9 650 750
10-11 700 750
12-14 1,000 800
15-17 800 650
18-29 800 650
30-49 650 650
50-69 700 650
70以上 700 650

【引用】日本人の食事摂取基準|厚生労働省

カルシウムを多く含む食材は牛乳や大豆製品、小魚で、反対にカルシウムの吸収を阻害するのがスナック菓子です。スナック菓子に多く含まれるリンは、カルシウムを体の外へ排出する働きを持っているので、食べ過ぎないように注意が必要です。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムが骨や歯にくっつくのを助ける働きがあり、カルシウムと同様に背を伸ばすために欠かせない栄養素です。不足すると骨の成長障害や骨軟化症、骨折になるリスクが高まります。

ビタミンDは日光にあたることで生成され、学校への登下校や外遊び、散歩などをしていれば不足することはないと言われていますが、スマホゲームや塾などで外にいる時間の少ないお子さんには食事やサプリメントで補ってあげると良いでしょう。

ビタミンDは魚介類や卵黄、バター、きのこ類に多く含まれますが、油に溶けやすい性質なので揚げ物にするとより吸収率が高くなります。

コラーゲン

しっかりした骨を作るのに必須なのがコラーゲンで、ほかにも髪や爪、皮膚、臓器、血管の元となります。コラーゲンを多く含む食材は豚足・鶏皮・手羽先・軟骨・豚バラ肉・プリン・ゼラチンなどで、カロリーが高く一度に多く食べると太る原因にもなるためサプリメントと組み合わせると不足なく摂取できます。

コラーゲンが不足すると骨粗しょう症になりやすく、骨と骨の間の弾力性も損なってしまうので関節痛にもなりやすくなります。

成長ホルモンに影響する栄養素

成長ホルモンに影響する栄養素

骨の材料となる栄養素が足りていても、それを建設する働きが必要です。その役目を果たすのが成長ホルモンで、成長ホルモンは主に睡眠と運動をしている時に分泌が見られます。成長ホルモンの分泌を助ける効果が期待できる栄養素をご紹介します。

亜鉛

身長が伸びず低身長症だと診断された幼児の血液を調べたところ亜鉛不足だと判明した例もあるほど、亜鉛は成長にとても影響のある栄養素です。亜鉛は体内で生成されないため食事でとる必要があり、牡蠣や豚レバーをはじめ、魚介類や肉類、海草類に多く含まれます。

1日の摂取目安量

年齢 男性(mg) 女性(mg)
1-2 3 3
3-5 4 4
6-7 5 5
8-9 6 5
10-11 7 7
12-14 9 8
15-17 10 8
18-29 10 8
30-49 10 8
50-69 10 8
70以上 9 7

【引用】日本人の食事摂取基準|厚生労働省

亜鉛の摂り過ぎは吐き気や免疫障害、下痢といった症状に発展するため、サプリメントで摂る場合は内容量を把握すべきです。

アルギニン

アルギニンは体内でも生成されるアミノ酸の一種です。成長ホルモンの合成を促進する働きがあり、筋肉や身長の成長に影響します。ほかにも、免疫機能の向上や疲労回復も期待できます。一方、アルギニンを積極的に取り入れたところで身長の伸びに効果があるという研究結果は確認できず、”もともと伸びるであろう身長まで伸ばすために”不足している分を補った方が良い程度に考えておきましょう。

オルニチン

オルニチンはしじみやえのき、チーズに多く含まれるアミノ酸の一種で、ある実験によると就寝前にアルギニンをとった人はそうでない人に比べて成長ホルモンの分泌量がアップしたと発表されています。

【出典】研究13|オルニチン研究会

サプリメントを始める前に見直したいこと

サプリメントを始める前に見直したいこと

確かにサプリメントは足りない栄養素を手軽にとれるため大変便利ですが、生活習慣が乱れていると効果も半減します。まずは生活習慣を見直して、子供が自分の力で成長できる環境を整えていきましょう。

◆栄養は食事でとる

栄養は食事でとる

サプリメントに配合されている栄養成分も、もとを辿れば自然界に存在する栄養素です。1日3食、栄養バランスの良い食事をとるよう心がけます。朝食を抜く家庭が増えていますが、1日の始まりに体と頭を動かすエネルギー源を確保しなければ成長や勉強、運動に支障をきたします。子供の成長を阻害しないよう、家族で朝食をとる習慣を作りましょう。

◆睡眠の質と時間

睡眠時間は、幼稚園児で10〜13時間、小学生で9〜11時間、中学生で8〜10時間、高校生以上で7〜9時間以上が必要といわれています。成長ホルモンは眠ってから始めの深い眠りに入る前後をピークに分泌され、その後は2〜3時間ごとに分泌されます。つまり、身長は睡眠時に成長します。家族みんなで規則正しい生活を送るよう努力が必要です。

◆運動の習慣化

運動の習慣化

成長ホルモンは運動をすることでも分泌されます。特別、スポーツの習い事をする必要はなく、しっかりと体育の授業を受けるように指導しましょう。指導といっても一方的に言い聞かせるだけでなく、運動できる体づくりのために朝食を一緒に食べたり、親子で体を使った遊びをして子供の成長具合を観察したりするなど、子供が楽しく運動できるよう促します。

◆日光浴をする

日光浴をする

日光浴には2つの重要な役割があります。

1つ目が骨の土台となるカルシウムの吸収をサポートする役割があるビタミンDを作ることです。日光浴の時間は地域によって異なり、沖縄と北海道で必要な時間は9倍以上の差があることがわかっています。毎日、30分から1時間以上の日光浴を心がけるようにしましょう。

日光浴の役割2つ目が概日リズムを作ることです。概日リズムとは体内時計のことで、起きる時間・ご飯の時間・寝る時間などの生活習慣やホルモンの分泌に関係します。寝る前にスマホやテレビなどの強い光を浴びると寝付きが悪くなり、反対に朝起きて太陽の光を浴びると夜は眠りにつきやすくなるのです。生活リズムが不規則だと臓器に負担がかかり、機能低下やホルモン分泌低下がおき、結果として身長の伸びに影響します。就寝前のスマホやゲーム、テレビは極力控え、睡眠前の環境づくりを行いましょう

◆ストレスの緩和

ストレスの緩和

まだまだ経験が少なく多感な子供には、ほんの些細なことでも大きな負担になりやすいです。まだ幼いうちのストレス発散は、外に連れ出して思いっきり遊ぶこと、そして、肌と肌がふれあうことで安心するので、ギュッと抱きしめてあげるのも効果的です。高学年以降になるとクリエイティブなことを一緒にしたり、自然豊かな場所などで心身ともにリラックスできるような空間にいくこともストレスの緩和になります。

まずは安心な食品や飲料から始めよう

まずは安心な食品や飲料から始めよう

普段の生活を見直した上で、

  • 小食である
  • 食物アレルギーがある
  • 苦手な食べ物が多い
  • 牛乳や乳製品を食べるとお腹を壊す

などの理由でサプリメントを利用したいご家庭は、牛乳や水などに溶かすタイプのものやコーンフレークなど、普段の食生活に取り入れられるものから始めてみましょう。飲料タイプだとココア味などの甘くて飲みやすいものが多く、牛乳も美味しく飲めるので背を伸ばす目的にオススメです。

【まとめ】子供のサプリメント選びはじっくりと見極めて

子供のサプリメント選びはじっくりと見極めて

サプリメントは医薬品とは違って品質管理はメーカー次第ということもあり、配合されている成分や効果だけでなくメーカーの見極めも大切です。効果に即効性を求めるものではないので、本当に体に良いものなのかも大切なポイントです。少しでも不安に感じることがあれば積極的にメーカーへ相談し、慎重に選ぶようにして下さい。

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